有限会社 千葉鉄工

代々受け継がれたモノづくりの精神を特殊分野に。

ウレタン加工。

千葉工業所は、明治28年に農作業用の鍬(クワ)等を製作する「鍛冶屋」として創業。その後、機械の修理・金属部品の加工や軽量鉄骨を使用して、建屋を作る仕事などを経て、昭和五三年にウレタン加工業を始める。平成八年七月に有限会社千葉鉄工所を設立
主力製品となっているウレタンゴムタイヤは、荷重能力、摩耗性に優れた素材として、工業用タイヤやモノレ—ルのタイヤなど、強力な力のかかるモノに使用され、その役割から表面加工の精度と技術が求められる。千葉鉄工所は、ウレタン加工という特殊分野の加工を長年にわたり手掛けており、精度の高い表面加工を得意としている。
千葉鉄工所の次代を担う製作部長の千葉剛さんは「当社の得意技術を活かして、多くの企業の役に立ちたい。また試作品をはじめ、難しい加工の仕事にも挑戦していきたい」と、モノづくりの楽しさを追求している。

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モノづくりの楽しさを追求。

お客様目線のモノづくりで社会に貢献する。

うちは直接的にユーザーさんとは繋がっていませんが、元請けさんの品質であったり、納期であったり、そういったことをきっちり守って、相手の要望に常に応えたモノづくりを行うことをモットーとしています。代表取締役のそんな思いを込めた企業理念「お客様目線のモノづくりで社会貢献する」のもと、さまざまな要望に的確に応えられるように製作技術の向上に努めています。

ウレタンゴムのタイヤ、ローラーを主力に、ウレタン樹脂製品の加工も。

主力製品は、タイヤとかロー主ラーですね。技術は、研磨も行っていますが、切削加工が主力です。
当社では、支給材料による指定製品寸法へのウレタン加工を行っています。ウレタンゴムタイヤ・ロ ーラー製品では、金型に芯金(ベースバンド)をセットし、流用型・専用型で注型(金型にウレタン樹脂を注ぐこと)された素材を片面加工(注型面の加工)や全加工(外径加工十両端面加工)を行います。
ウ レタン樹脂のみを硬化させた製品の加工。型物品という特殊なウレタン製品の加工も行っています。

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研磨の精度に迫る、切削加工の技術。

ウレタン加工という特殊な加ウ工なのですけど、その中でも外径が直径50ミリから400ミリぐらいで、幅が20ミリから300ミリのタイヤとか、ローラーの加工を得意としています。直径80ミリから170ミリ、幅が60ミリぐらいまでのローラーの外径加工は切削加工でめんそーど面粗度が6Sという仕上げ加工が可能です。面粗度(表面の粗さの度合い)が普通6Sと言ったら研磨で出すような精度。それを刃物で切削して、その精度をだすことは大変難しいと言われています。
まさに表面加工技術は当社の強みだと思いますね。

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待ちの体質から、提案体質への経営改革。

大手企業なら別ですが、私ども大のような小さなモノづくりの会社にとって、機械検査には、限界があります。やはり長年培った経験とか、モノを見る目にはかなわないと思うのです。
たとえば、ウレタンゴムと金具の接着が的確に出来ているか、ウレタンゴムを型に流し込む時に、ゴミなどの異物が入っていないかを目視して、一個一個の製品の仕上がり具合を確認・検査するようにしています。
信頼される品質を提供するためには、単に機械任せにはせずに「モノづくり日本」を支えた職人気質的な心と技が、いまこそ大切だと思いますね。
また、品質を確保するために、検査チェックシートを作成しています。通常は抜き取り検査ですが、物によっては、ロット毎に全数検査し、それをチェックシートに記入して、製品と一緒に納品しています。

試作品などの製作も。

私どもの創業は明治28年と歴史がありますが、それぞれの時代に応じた加工を手掛けてきた歴史でもあります。そのベースに流れるのは「モノづくり職人」としての〈誇り、魂〉ではないかと感じています。当社には、代々受け継いだ技もありますが、新たに考案した技術もあります。
いま、主力として取り組んでいるウレタン加工も四0年余りの実績があります。その蓄積したノウハウと技術をさらに高め、お客様の新製品開発の際に「千葉鉄工所の技術を」と指名していただけるように、難易度の高い加工にもチャレンジしたいと思います。

 

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ウレタン加工の技術を活かせる場を拡大したい。

ウレタン加工の技術を活かせる場を拡大したい。
当社の強みでもあるウレタンゴム加工の技術は、応用範囲が広く、ロボット産業をはじめとした様々な分野、様々な業種で活かせると思っています。この考えを推進することが今後の目標ですね。
既存の常識に囚われず、異業種の方々との接点・交流を持ち、モノづくり会社として、コラボしたいですね。そうした取り組みを行っていけば、ウレタンゴムに代わる新素材との出会いなども生まれるかも知れません。そこには、うちの技術が活かせる場がきっとある筈です。
そのためには、「誇り」を持ったモノづくり。「魂」を込めたモノづくり。その原点となる「丁寧なモノづくり」を大切にしたいですね。

有限会社 千葉鉄工

代表者名 代表取締役:千葉葉
事業所名 有限会社 千葉鉄工所
創業年 明治28年(1895年)
設立 平成8年(1996年)7月
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住所 兵庫県朝来市和田山町竹田30-5
地図
電話番号 079-674-2708
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