株式会社コバヤシ産業

無から有への挑戦。

循環型というビジネススタイルで展開し、これからも「お役立ちになれる企業」であり続けたい。

国道312号線の竹田交差点から竹田城跡を望む立雲峡へ向かう県道277号を走ると、倉庫の壁に描かれた大きなカブトムシの絵が目に飛び込んで来る。そんなカブトムシで地元の方々に親しまれている株式会社コバヤシ産業は、昭和59年7月に創業。オガ粉、カンナ屑、樹皮、木屑を畜産資産として、有効活用する事業に取り組んでいる。

小林忠男・代表取締役社長は「産業廃棄物処理法が改正され、焼却等の処理が厳しくなりました。当社では、そういった木屑の有効利用を図るために、循環型システムを確立して新たなビジネスモデルとすることに挑戦しています」と語る。

また、同社は十数年前からオガ粉を使って、カブトムシを養殖。「青年育成の一環として子ども達がカブトムシを飼育することで命の大切さを理解してもらいたい」そんな思いを込めて、地域イベントや幼稚園などでカブトムシの幼虫をプレゼントするなど、企業としての地域貢献にも積極的に取り組んでいる。

環境問題がクローズアップされる現代、環境を見つめた循環型事業を展開するコバヤシ産業の苦労と将来展望などについて小林忠男社長にお話を伺った。

循環型システムを確立して新たなビジネスモデルとして挑戦。

製材業、畜産業のお役立ちとなり、地域へ貢献する。

私どもは創業当時からオガ粉を吸わせてもらっています。当時はは、製材所から発生するオガ粉やカンナ屑、樹皮などは、製材所も処分に困っていたのです。そこで当社の会長が、これを有効利用できないだろうかと考えました。畜産では、牛の敷材として藁(わら)を使っていたのですが、コンバインとか農機器の普及で藁が出なくなって、牛の足元に敷く材としての藁がなくなってきた。そこで製材所から出てくるオガ粉を藁の代替品として使えないかと考え、マッチングしたのがこの仕事のスタートでした。それ以来「困っていることを何とかしたい」「お役立ちとなりたい」という思いが我が社の経営理念の源となっています。

木屑の有効利用を図る「循環型システム」を構築し、新たなビジネスモデルの確立を目指す。

今当社は循環型というスタイルで仕事を展開しています。要は皆さんが困っていることを何とかならないだろうかと考え、有効利用することの積み重ねです。その結果として、オガ粉を中心に地域に必要とされる「循環型システム」の構築に繋がっているのです。

特に林業・畜産業・農業というものは、これからも必要な産業であると思うし、その中で、当社も必要とされるような産業になっていくことが大事だと思っています。

人と人との繋がりを大切にして、信頼される会社を目指し、学び成長し続けます。

カブトムシの養殖は地域貢献の一環となっています。仕事じゃないから本当にいろんな人との繋がりが生まれますね。そこからコバヤシ産業の信頼に繋がっていったり、仕事に結びついていったりと不思議と人の輪が拡がっています。こういう活動も企業として、社員にも理解してもらい、やりがいの中で一人ひとりが学び合いながら、成長し続けていけるようにしていきたい。

高品質・安定した供給力・迅速納品。

私どもは製材所から出てくるオガ粉、カンナ屑、樹皮、木屑の全般を引き取れる能力を備えています。全部を処理できるところは、我々の業界の中にはなかなかないですね。これはできるけど、これは無理だとか…。当社は全てを扱えるので、製材所のほうから「一手にコバヤシさんに任せるよ」と言ってもらえています。また大きな倉庫を保有しているので、木の種類毎に分別をして保管しています。このことにより、お客さんが杉のオガ粉が欲しいと言えば、杉のオガ粉を提供できる、檜のオガ粉が欲しいと言えば、檜のオガ粉を迅速に提供できます。「高い品質と安定供給と納期の早さ」これが我が社の一番の強みです。

多種多様な仕入れルート、物流網、大型倉庫、オガ粉製造器を駆使して安定供給を実現。

今の問題点は需要よりも供給です。製材所が少なくなってきている中で、原材料を確保することが非常に難しいです。需要については、畜産業においては、まだまだオガ粉が必要です。兵庫県全体で見ても、牧場の数は減っているのですが、牧場が大型化しているので牛の頭数は増えています。そのためオガ粉は不足気味です。

私どものオガ粉を取り扱ってくださる牧場さんは500軒ぐらいあります。但馬には製材所が少ないので遠方から仕入れるなど、多種多様な仕入れルートを駆使しています。

お客さんが欲しい商品に変える技術。

どんな材であっても、お客様のニーズに対応できる。それがコバヤシ産業の技術力ですね。オガ粉だったら、どんなものでも売れるというわけではない。畜産向けなら、それに対応した品質のオガ粉をつくるための製造機や設備が必要です。我が社ならではのオガ粉製造機を駆使して、お客さんが一番欲しい商品を提供する努力を惜しみなく行っています。

地域にとって必要とされる、「お役立ち企業」であり続けたい。

まず、大前提にあるのは林業・畜産業・農業の活性化で地域に貢献することが第一です。地域への貢献ということで言えば、仕事で地域にとって、必要とされる企業になっていくということが第一だと思っています。コバヤシ産業は「カブトムシ屋さん」と地域の皆さんに親しまれていますが、カブトムシは、あくまでもボランティア活動です。それはそれで大切な事業ですが、企業としては「本業でいかに地域に貢献していけるか」を追求し続けたいですね。

私どもの産業が地域から必要とされる会社であり続けるためには、次々に新しいこともやっていかなければいけない。竹の活用も1つの可能性だと思います。これからも、地域にとって「お役立ち」である企業を目指したいと思います。

株式会社コバヤシ産業

代表者名 小林 忠男
事業所名 本社
設立 昭和59年7月(1984年)
郵便番号 669-5252
住所 兵庫県朝来市和田山町竹田2113
電話番号 079-674-0154
FAX番号 079-674-0064
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事業所名 山東工場
郵便番号 669-5143
住所 兵庫県朝来市山東町柿坪字持谷110
保有認証等

産業廃棄物中間処理業

産業廃棄物収集・運搬業

一般貨物自動車運送業

「エコアクション21」認証取得